モスクワ開催『国際セキュリティー技術展示会』で登壇

左から、小林一郎氏(ドローン操縦士協会/理事長)
    グレブ・バビンツェフ氏(「アエロネット」無人航空機運営開発協会/代表)
    久留須政光(フォーカスシステムズ/サイバーフォレンジックセンター長)
    森啓一(フォーカスシステムズ/代表取締役社長)

 

フォーカスシステムズは、2018年2月13日(火)~15日(木)にロシア連邦モスクワで開催された「国際セキュリティー技術展示会 第23回TBフォーラム2018」に招待されました。

2016年5月にソチで開催された日露首脳会談において、安倍総理がロシアに対して「保健・医薬品・医療」「住宅・都市環境」「中小企業交流」「産業多様化・生産性向上」「先端技術」などの8項目の協力プランを提示し、プーチン大統領から高い評価と賛意が表明され、両首脳は今後の具体化で一致しました。

そこで一般社団法人ロシアNIS貿易会が、日露貿易投資促進機構(日本側機構)の事業の一環として同展示会にジャパンブースを設置すると共に、カンファレンスをアレンジ。同会よりカンファレンスへの登壇をご依頼頂きました。

 

カンファレンスでは、「ドローンのセキュリティー問題と今後の課題」をテーマに、当社の森啓一(代表取締役社長)がモデレーターを務め、久留須政光(サイバーフォレンジックセンター長)が日本側スピーカーとして登壇しました。

空飛ぶIoTとも言われる「ドローン」。これまではドローンで出来ることに注目が集まっていましたが、最近ではドローンのセキュリティー問題が懸念されるようになりました。衝突などの物理的なリスクから、情報の傍受や乗っ取りまで様々なリスクが取り沙汰されるようになり、日本においても2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックに向けて、より一層の対策が必要とされます。カンファレンスでは、日露両国における法律の整備状況や考え方、今後の課題についての対話が行われました。

また、当社はカンファレンスでの登壇のみならず、ジャパンブースにも出展しました。目的は、輸出と輸入の両側面からビジネスマッチングの機会を創出することです。

輸出という観点においては、当社の自社製品が日本製ということで非常に安心され、興味を持って頂いた企業様が複数いらっしゃいました。ロシアにおける日本製品に対する信頼性の高さと共に、新規市場開拓の可能性を実感しました。

輸出に対し、輸入という観点においては、主にサイバーセキュリティ製品の情報収集を行いました。同事業におけるこれまでの当社の実績を評価して日本展開を期待される企業様もあり、引き続き日本国内にて更なる詳細情報の収集および評価を実施する予定です。

 

日本政府として日露経済交流の促進に向け歩みを進めている中、当社においてもこの展示会参加を第一歩とし、ロシアとのビジネス展開の可能性について検討を進めてまいります。