“研修制度特集”の2回目は、入社1年目~3年目までの若手社員向けの研修についてご紹介します。
当社では、入社後2ヶ月間は新入社員全員で新人研修を行います。配属後の技術研修につきましては、各プロジェクトにより使用するプログラミング言語や製品などが異なるため、配属先でのOJTや部門ごとに行っている研修で技術的なフォローをしています。今回は、技術研修以外の若手社員を対象とした社会人としてのフォローアップに関する研修をご紹介します。
※新人研修の内容につきましては、ページ下部の関連記事よりご覧下さい。
<図>階層毎の集合研修(拡大版.pdf)
若手社員向けには、ビジネススキルやセルフマネジメントスキルを磨く研修が中心です。
1年目から3年目ぐらいまでは、社会人として初めて経験する出来事が多々あります。
手取り足取りとは言っても、付きっきりで何から何までを教えるという意味ではなく、社員の性格、色々なシチュエーションに応じた講義を通し、初めて経験する出来事において、冷静に考え、行動できるようにフォローします。
新人ストレスマネジメント研修
入社半年後に行われ、入社半年を振り返り、習得した能力を再確認するとともに、自分自身のストレス要因を分析していきます。職場の人間関係を円滑にするために、自己・他者理解を深め、対人適応スキルを向上させることを目的としています。
仲間としての強みや周囲からどう見られているか、行動特性の強みをさらに向上させる方法を、DiSC理論(※)でわかる行動特性ごとに学ぶことができ、コミュニケーションの取り方を向上させます。
(※)DiSC理論とは、人間の行動特性を「D」=主導型、「i」=感化型、「S」=安定型、「C」=慎重型の4パターンに分類し、自分や他者がどのパターンであるのかを理解し、自分と他者の違いを把握することで、意志疎通をより円滑に行えるようにする考え方です。
<受講者の感想>
・DiSC理論を使った本格的な検査は初めてだったので、より自己理解が深められてよかったです。また、それぞれのタイプの人との接し方が知れて大変ためになりました。
・自身のタイプが理解できました。『完全主義で、全てを自分で把握したがる』思い当たることが多かったです。
・他者理解ができ、同期や上司の見方が変わりました。
新人フォローアップ研修
(ITエンジニアのためのビジネス文書(ドキュメンテーション技法)研修)
本研修は今年度から新たに始まった研修です。ドキュメント作成の際に必要なテクニカルライティングの基礎知識と応用手法を理解し、読み手に「的確に」、「早く」伝わるための実践的な文書作成技法や、ドキュメンテーションスキルを習得することを目的としています。
お客様提案資料や報告書において、わかりにくいシステムの仕組みをわかりやすく伝えるためのスキルを習得します。
・本研修は来年1月に実施予定の研修のため、受講者の感想はございません。
2年目フォローアップ研修
仕事に対する当事者意識を醸成し、視野を広げ主体性を強化します。また、入社してから現在までの成長過程を振り返り、今後の仕事に対する取り組み方を見直すことを目的としています。
成長し続けていく人材になるために、ものごとの捉え方や考え方(マインドセット)を、グループディスカッションを通じて学び、モチベーションの向上につなげます。
<受講者の感想>
・心の在り方を見つめることでしっかりとしたセルフリーダーシップをとり、周りから信頼される人間になれるよう、今後も行動を継続していきたいと思います。
・忙しい時の自分との向き合い方や、人との話し方、話の聞き方などを再確認できた。
・人の心を動かすにはまず、自分が心から相手のことを思わないといけないこと、相手の立場を考えた伝え方があることを知り、自分が現場で出来ているかを振り返るきっかけとなりました。
3年目ステップアップ研修
社会人になってから現在に至るまでの経験や出来事を振り返り、自分自身の役割意識と行動を再認識し、自分の仕事を面白くするという「主体的ジョブデザイン行動」を学ぶ研修です。今後の自分のキャリア(目標)を描き、行動できるようになることを目的としています。
過去を振り返り、もう一度挑戦したいこと、悔しかったことなどを洗い出し、理想のロールモデルとなる人から学びたい点を挙げ、明日から「Will(したいこと)」、「Must(すべきこと)」、「Can(できること)」を整理することで、社会人としてのステップアップにつなげます。
<受講者の感想>
・キャリアアップにも多くの道があり、また、必ずしもゴールを明確にしなくても良いということを学べました。
・自分のキャリアについて見直すきっかけになりました。あまり自分で考える機会がないので、今日学んだことを実践し自分のものにしていきたいと思います。
・仕事を含めた人生全体を考え直すきっかけになった。自分一人で考えるより格段に成果があった。
若手社員向けの研修は、同期と一緒に参加する研修です。別プロジェクトに従事している同期の業務内容や働き方、考え方、目標などを知ることで、お互いの刺激になることも研修の副産物です。
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