女性社員特集(第六回)

スキルアップとコミュニケーションで理想の働き方を実現

平成28年4月に女性活躍推進法が施行されたことに伴い、フォーカスシステムズで活躍する女性社員を特集しています。

6回目は、2008年に同じIT企業から転職し、現在は某公共系大規模システム案件の開発リーダーを担当している1児の母でもある公共金融事業本部第三事業部の田中礼子さんにインタビューを行いました。

Q1)今日までのキャリアについて教えて下さい。

田中)2008年に中途入社して以来、某公共系システムで、開発リーダーとして要件定義からテストまでの一連の工程を担当しています。私のチームは現在4名ですが、多い時は7名で、1、2年目のメンバから年上のメンバまで在籍しています。

Q2)当社に入社する前は、どのようなお仕事をしていましたか?

田中)地方のIT企業で自治体向けのシステム開発を担当していました。システムエンジニアとしての経験を積み重ねるうちに、もっと大規模なプロジェクトに携わりたいと思うようになりました。実現するためには東京のIT企業に行くしかないと転職を決意し、公共の大規模案件を多く担当している当社に入社を決めました。

Q3)業務の1日の流れを教えて下さい。

田中)まずはメールをチェックし、その日に行う作業の確認を行います。その後チーム内の進捗会議で、メンバの作業予定、問題点の洗い出し、問題に対する解決策を話し合います。午後は打合せが多くなるので、合間を縫って、設計書や資料作成を行います。1日の終わりにその日の作業を整理し、メンバの作業状況を確認し、退社します。

Q4)職場の雰囲気について教えて下さい。

田中)子供が急に体調を崩して早退しなければならなかったり、突発的な残業に対応できない状況があるなかで、皆、子育てをしながら働くことに理解をしてくれています。退社時間が近づいてくると逆に心配してくれ、周囲の人たちから仕事を引き継いでくれるとても働きやすい環境です。

最近は女性のメンバも増えてきたことから、女性だけでビアガーデンやスイーツの食べ放題に行くこともあり、仕事以外でも楽しくできる雰囲気があります。

Q5)仕事をする上でのやりがいは何ですか?

田中)仕事をしていると当然苦労もありますが、苦労した分、開発したシステムが稼働した時は喜びに変わります。また、メンバの成長も私にとってのやりがいに繋がっています。私のチームに新人の時からOJTで指導をしてきたメンバがいますが、一人で業務を担当できるまで成長した姿を見ると、とてもやりがいを感じます。

Q6)新入社員の頃に思っていた将来像と今のご自身を比べ、違いはありますか?

田中)新入社員の頃からシステムエンジニアとして、より大きなプロジェクトに携わりたい、結婚出産してもシステムエンジニアの仕事を続けていたいと思っており、それを実現できていると思っています。

Q7)理想の働き方を実現するために、大切にしてきたことは何ですか?

田中)周囲とコミュニケーションを取ることや、子育てをしながら働くことに協力してくれる家族や同僚に感謝することを忘れないことです。また、会社にとって必要とされる人材になるためにスキルアップすることです。

Q8)ご自身がスキルアップのために取り組んでいることを教えて下さい。

田中)自分の得意分野を持つために、上位資格の取得に取り組んでいます。育休復職後に応用情報技術者、オラクルマスターシルバーは取得し、担当しているシステムの性能改善に役立てています。今後はデータベースのスキルをさらに極めていきたいため、データベーススペシャリストの取得を目指し、通勤中と子供が寝た後に毎日1、2時間程度、勉強しています。

Q9)限られた自分の時間をスキルアップに充てることは素晴らしいことで、やろうと思っても続かないことも多いと思いますが、継続されている原動力はなんですか?

田中)会社にとって必要な人材になりたいという思いもありますが、それとは別に、最近、子供がプログラミングに興味を持ち始めたことも理由の一つです。子供向けのプログラミングに関するテレビ番組を見ながらパソコンを使って真似している姿を見て、もっと子供に教えてあげたいという気持ちから、さらに向上心が芽生えました。

Q10)仕事と家庭を両立するために、工夫していることは何でしょうか?

田中)何が起きても大丈夫なように、自分のやっていることはメンバに伝え、常に先を見据えて計画を立てながら仕事をしています。家族に対しても予定を共有し、協力してもらいやすい環境を作っています。自分の状況を抱え込まずに、家族、同僚とコミュニケーションをとり理解してもらうことが両立するために大切なことだと思います。

Q11)リフレッシュ方法について教えて下さい。

田中)子供と遊ぶときに、自分も子供の気持ちになって、とことん遊ぶことがリフレッシュになっています。子供が電車にすごく興味があり、大宮の鉄道博物館も行きますが、名古屋のリニア鉄道館、京都の鉄道博物館にまで足を運ぶこともあり、今では珍しい車両を見ると子供と一緒になってはしゃいでいます。

Q12)女性社員がさらに活躍するために、どのような心構えが必要か、アドバイスがあれば教えて下さい。

田中)結婚や出産等の様々なライフイベントが起きる前に、自分の得意分野を見つけることが大切だと思います。私自身も先輩である女性が、セキュリティ分野が非常に得意で会社から期待されていることを見ていて、自分が好きなデータベースのスキルを伸ばしていこうと思っています。

Q13)今後の夢や目標を教えて下さい。

田中)直近の目標としては、更なる品質向上を目指し仕組みを作っていきたいです。また、自分自身が“子育てをしながら働く社員“としてロールモデルとなり、働きやすい職場づくりに貢献したいです。そして、女性が活躍できる会社にしたいと思っています。

以上、特集の6回目は、公共金融事業本部第三事業部の田中礼子さんに、新入社員の時に思い描いていた理想の働き方を実現することや、スキルアップするために取り組んでいること等について、お話を聞かせて頂きました。

今回をもちまして、女性社員特集は最終回になります。また、新たな特集を検討して参りますので、引き続き『フォーカスNAVI』を宜しくお願い致します。

 

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