女性社員特集(第二回)

管理職としての仕事のやりがい

※本記事は、2016年6月13日にFacebook公式アカウントで、ご紹介した記事です。『フォーカスNAVI』開設に伴い、こちらにも掲載させて頂きますので、ご覧になられた方も、まだご覧になっていない方も是非ご覧下さい。

 

平成28年4月より女性活躍推進法が施行されることに伴い、フォーカスシステムズで活躍する女性社員を特集します。
二回目は、当社のセキュリティ事業の一翼を担っており、2児の母でもあるサイバーフォレンジックセンターの村瀬課長にインタビューを行いました。

Q1)今日までのキャリアについて教えて下さい。
村瀬課長)
現在はサイバーフォレンジックセンターという部署で、課長職を担当しております。
1年目から数年間は、新規事業の立ち上げで暗号製品の営業を担当し、その後、新規ビジネスとして立ち上がったフォレンジック(※)ビジネスに初期メンバとして参画致しました。今でこそ、様々な省庁様や多くの民間企業様に導入して頂いていますが、その当時、フォレンジック分野は黎明期で、市場もできあがっておらず、無我夢中に手探りで営業していました。
ちょうどフォレンジックビジネスが軌道に乗り始めたころに第一子の出産があり、1回目の産休育休を取得しました。1年後に復職し、4年間はフォレンジックの発展に努めて参り、第二子の出産を経て、現在に至ります。

(※)フォレンジック・・・デジタルフォレンジックのことで、犯罪捜査や法的紛争などで、コンピュータなどの電子機器に残る記録を収集・分析し、その法的な証拠性を明らかにする手段や技術の総称です。組織の内部不正や情報漏洩、マルウェア感染、サイバー攻撃などのインシデントレスポンスにも多く活用されています。

Q2)フォーカスシステムズへの入社理由と働き続けている理由について教えて下さい。
村瀬課長)
私が就職活動をしていた時期は、就職氷河期で就職活動にすごく苦労していましたので、就職先は業績が安定していることが一つのポイントとなっていました。そんな中で、フォーカスシステムズは、公共系に強いことから、堅実で安定をしている印象がありました。さらに安定しているだけでなく、新しい事にも積極的に取り組もうとしている安定と刺激の程良いバランスに魅力を感じて、入社を決めました。
入社後はとにかく目の前の業務を一生懸命やっていました。そのうち、面白みを感じるようになり、成果も出てきて・・・。仕事はつらいことが合って当たり前。それでも安定した環境で新しいことにチャレンジでき、大きなやりがいを感じていることが、働き続けている一番の理由だと思います。
また、他社に勤めている友人から、賞与が出ると聞いていたが出なくなった、育児休暇制度はあっても取りづらく仕事を辞めざるを得なかった等の話を聞き、フォーカスシステムズは総合的に見て、制度面も環境面も待遇面も恵まれていると感じています。

Q3)フォーカスシステムズの女性管理職が今よりも少ない時期に管理職になりましたが、その当時、管理職への登用についてどのように感じたか、また、どのような目標や心構えを持っていましたか?
村瀬課長)
女性だからどうこうということは思っていませんでした。周囲からも女性の管理職だからという特別扱いもされず、ただ一社員として課長職の職務を全うしていこうという気持ちしかありませんでした。
管理職として自分にしかできないことや、新しい存在価値を生み出すことができれば光栄と考えています。

Q4)一般職と管理職で、一番異なることは何ですか?
村瀬課長)
裁量権が大きくなったことにより、チャレンジできるスケールが広がりました。一般職であれば自分たちが今ご提供できる商材を使って、お客様にとって最適なソリューションをご提案する というコンサルティング業務が主ですが、管理職は自分の力だけではできない部署全体の方向性を左右するような仕事や、時代の流れを見越したプロジェクトに取組める点が大きく異なります。また、自分一人ではできなかったことでもメンバのスキルを組み合わせて、プロジェクトを推進できるようになったことが大きく変わった点だと思います。

Q5)産休育休を2回取得されていますが、休暇取得において周りとの調整で工夫されたことはありますか?
村瀬課長)
出産はいつ何が起こるか分からない不安があります。切迫早産で急に会社に行けなくなった友人もいたので、周囲に迷惑をかけないということを最優先に考え、産休育休を取得する直前ではなく、妊娠が分かった時点から、業務の合間で自分のタスクを案件やカテゴリ毎にまとめてドキュメント化して、それを見れば大抵の事がわかるように準備しました。その結果、私の休暇中は混乱もなく、業務に支障を来さずに済みました。

Q6)村瀬課長の所属するサイバーフォレンジックセンターでも、今後、産休育休を取得し、復職するメンバが多く現れると思いますが、ご自身の経験を活かし、そのような社員の働きやすい環境作りで、取り組んでいることについて教えて下さい。
村瀬課長)
引き継いだメンバに負担がかからないようにすることですね。私自身の経験として、産休育休を取得することは会社の制度も整っているので、弊害はありませんが、私の部署では産休育休をとるのが初めてで前例がなかった為、迷惑をかけてしまうのではないかといった気持ちの面でのストレスがありました。
そこは管理職である人間が、フォローしてくれるメンバの負担を軽減する取り組みを推進して、産休育休を取得する側もフォローする側も、負担が少なくなるような環境づくりをしたいと思っています。

Q7)女性社員がさらに活躍する為に、どのような心構えが必要か、アドバイスがあれば教えて下さい。
村瀬課長)
まずは、自分自身がどういう働き方をしたいかよく考え、条件に合った会社を慎重に選んで、その条件に合った会社で働くことが、活躍するための第一歩でしょう。そのためには、若いときから長い目でキャリアプランを考えたほうがいい。
例えば、一つの会社で長く働き、着実にキャリアアップしたいと考えていても、制度や環境が無く、続けたくても辞めざるをえない状況になっては残念ですからね。
私の場合は子供がいますので、キャリアアップをしながら、ライフスタイルにもあった働き方をするために、時短勤務制度があることは重要です。家事を上手に手抜きして時間を作るなど、自分の裁量でできる範囲は限られます。制度を利用することで、キャリアを諦めることなく、子どもと過ごす時間も大切にできます。

特集の二回目は、サイバーフォレンジックセンターの村瀬課長に、管理職としての仕事のやりがい等について、お話を聞かせて頂きました。

 

 

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