女性社員特集(第三回)

キャリアアップと自己研鑽

平成28年4月より女性活躍推進法が施行されることに伴い、フォーカスシステムズで活躍する女性社員を特集します。
三回目は、当社の公共金融事業本部に所属し、入社以来、大型案件に従事し、現在は某公共案件のプロジェクトにて、リーダーとして活躍している小林主任にインタビューを行いました。

Q1)今日までのキャリアについて教えて下さい。
小林主任)現在は、公共金融事業本部の第二事業部で主任職を担当しています。入社してから第二事業部にて、主にソフトウェア開発業務に携わっており、官公庁向けの大型開発の要件定義から維持管理まで一通り経験させていただきました。中でも、エンドユーザー様との直接調整やフィジビリティスタディ(※)、次年度概算見積もりなどは今の作業の全てのベースとなる経験でした。

(※)フィジビリティスタディ…プロジェクトの実現可能性を事前に調査・検討すること

Q2)業務の1日の流れを教えて下さい。
小林主任)出社直後は、メールと予定のチェックと、朝のミーティングに向けて周知事項の整理と課題の棚卸をし、朝のミーティングを行います。午後に打ち合わせが入ることが多く、自席にいられないため、午前中に頭を使う作業や資料作成を行うようにしています。午後は基本的に顧客、ビジネスパートナー(※)、他グループとの打ち合わせを行い、終業前1時間程度で、明日の作業の申し送り事項の整理と品質強化のための取り組みを行います。

(※)ビジネスパートナー…業務の一部を外部の企業に委託する際の、委託先の会社のこと

Q3)職場の雰囲気について教えて下さい。
小林主任)私が所属している職場は、メンバー、リーダー、顧客、ビジネスパートナー全ての層で、意見をフラットに言い合える風通しの良い環境だと思います。
仕事自体は辛いこともありますが、経験から職場の雰囲気が良いことで、乗り越えられることもあり、より良い雰囲気を作ることは、リーダーの責務であり頑張りどころだと思っています。
私自身、社内外問わずステークホルダーと一対一のコミュニケーションをとること、メンバーを信頼して任せることに注力し、風通しの良い雰囲気作りを行っています。

Q4)フォーカスシステムズへの入社理由と働き続けている理由は何ですか?
小林主任)入社理由は、公共分野に対する安定した実績がある点でした。学生のころ、独学でWebページ作成をして、SEの仕事に興味を持ち、SEの仕事をするなら普段触れることのない公共分野の仕事をしてみたいと思い、入社しました。
開発では山あり谷ありで、辛いこともありましたが、辛いことをメンバーやお客様とともに乗り越えた際の達成感が何よりも代え難いもので、苦楽をともにしたメンバーやお客様とはプロジェクトが終了し、離れてもいまだに集まったりしています。そのようなことが働き続けている理由だと思います。

Q5)キャリアアップしていく中で苦労したことは何ですか?
小林主任)長くいたプロジェクトから業務知識も技術も無いプロジェクトに異動した時、今まで有識者として乗り越えてきたことが全く通用せず、苦しんだことがありました。その当時は、行き詰ってしまいどうして良いかわからなかったのですが、先輩や同期、人事部の方が親身になって相談に乗ってくれ、少しずつ考え方を変えることができました。
異動せずにずっと同じプロジェクトにいたら気づけなかったことを、未経験の職場への異動により気づくことができたため、今では、良い経験ができたと感じています。

Q6)仕事をする上で大切にしていることは何ですか?
小林主任)まず自分自身が仕事に対して求めていることは「新しい経験を踏めること」です。その上で大切にしていることが6点あります。
(1)メンバーが自主的によいものを作るための「楽しく仕事ができる環境づくり」
(2)フットワーク軽く行動する
(3)壁を作らない
(4)決めつけない
(5)偏らない
(6)感情的にならない
(3)~(6)は過去の失敗や異動した時に苦労した経験から得た教訓です。

Q7)主任職になって、今までと一番異なることは何ですか?
小林主任)まずは「QCD(※)を自社の範囲に広げて考えることが必要である」ということです。今までは、自分が担当しているチームやメンバーの範囲だけを考えていれば良かったのですが、どのような行動を起こす際にも、自分のチームだけではなく、プロジェクト全体のQCDを考え、全体最適化を考えて行動しなければならないということが今までとは異なると思います。
次に、「メンバーに慕われるようになることを心がける」ということです。開発プロジェクトの場合、トラブルや急な仕様変更の対応等に見舞われることがあります。その際に周りのメンバーに協力してもらうことでスムーズに乗り越えることができるため、主任職(リーダー)がメンバーに慕われることは、とても必要だと感じました。

(※)QCD…“Quality”(品質)、“Cost”(費用)、“Delivery”(納期)の頭文字をとった標語。「Q」(Quality)は製品やサービス、仕事に対し、要求された品質を提供しているかを表す。「C」(Cost)は製品やサービス、仕事の遂行にかかるコストに対し、コスト低減のための十分な策が取られているかなどを表す。「D」の“Delivery”は納品、引き渡し、提供を表し、納期を順守しているかを表す。

Q8)新入社員の時に思っていた将来像と今のご自身を比べ、違いはありますか?
小林主任)技術的なスペシャリストとなり、プログラミングをバリバリやっていると思っていました。2,3年目までは直接お客様やビジネスパートナーの方と話すことはなく、黙々と作業をこなすタイプでした。最近、2年目のころにお世話になったお客様と再会した時に、「こんなに話す人だったっけ!?」と言われてしまいました。
今は技術的なスペシャリストというよりも、メンバーが働きやすく、効率的に作業ができようにお客様やビジネスパートナーの方等との調整や品質、進捗、コスト管理等のマネジメントが主な仕事となっています。

Q9)ご自身がスキルアップのために取り組んでいることを教えて下さい。
小林主任)技術的な意見交換会やビジネススキルのセミナーに定期的に参加しています。自分の知識や経験だけでは限界があるので、同業他社や他業種の方々と触れ合う機会は、色々な情報も入りますし、負けていられないとモチベーションも上がります。
また、メンバーに技術的なことを聞かれて、わからないと答えたくないので、自分のパソコンに開発環境を構築して、開発スキルを日々磨いています。

Q10)ご自身の経験を通して、若手社員の育成について工夫されていることがあれば教えて下さい。
小林主任)工夫している点は5点あります。
まずは、技術を前向きに一緒に学んでいくことです。私は3年目の時に先輩が、こうやったら面白いんじゃないかとか、この技術はどう?と、よく帰り道話してくれました。その結果、知らないことを知る楽しみを得ることができ、私自身も一緒に学ぶ姿勢を大切にしています。
2点目は、ON・OFFの切り替えをはっきりとさせることです。「やるべきことを早く済ませて、帰って自分の時間を作る。」という姿勢を見せています。そのかわり、「やるべきことはやる」ということも徹底しています。「やるべきこと」は指示された職務という意味ではなく、自分がしなければならないことを判断して、先を見据えて必要なことを行うということです。
3点目は、開発は一人ではできないということを伝えています。開発はチームで行うものなので、一人でできることには限界があるので、協力することや、アラートを上げることの大切さを伝えています。
4点目は、ミスがあった場合、自分以外の誰かが同じことをしたときにどう防ぐかを考えることです。これは私の先輩が教えてくださったのですが、「ミスを憎んで人を憎まず。 大部分のミスやバグは人で発生するものではないから、同じバグをどうしたら防げるかということを考えること」という言葉が印象に残っており、私も同じようにメンバーに伝えています。
最後に、自分の感覚を信じろと伝えています。「これはだめかもしれない」「これをやったほうがよい」、という感覚については、自分の感覚を信じて、しかるべき行動に出たほうが良いことを伝えています。仕事に向き合っている時間が長いのは、その仕事を担当している当人なので、その感覚は信じてあげたいと思っています。

Q11)リフレッシュ方法について教えて下さい。
小林主任)休日は、月に1回程度キャンプや軽いハイキング、稽古事です。平日は、週に1回程度ジムに行って体を動かします。学生時代の部活の先輩が、「強い心は強い体から」と言っていたのでそれを愚直に守っています。
あとはセミナーなどの帰りに飲み会に参加し、異業種交流をしています。

Q12)今後の夢や目標を教えて下さい。
小林主任)やってみたい仕事は、ハード・ミドル・パッケージを含め実現すべきソフトウェアを顧客と調整するような仕事です。大型ソフトウェア開発だとどうしても、ハード調達ありきのソフトウェア開発になりますが、こういったことを実現したいから、どう調達するのかというところの場に居合わすことができたら、本当に開発者冥利に尽きる気がします。
目標は「時間・場所を選んで仕事ができるようになる」ことです。私はシステム開発の仕事が好きなので、今後出産・育児・介護というイベントがあったときにおいても、会社の制度を使い仕事ができれば良いと思っています。

以上、特集の三回目は、公共金融事業本部第二事業部の小林主任に、お話を聞かせて頂きました。

次回予定:2016年10月下旬予定

 

 

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