“研修制度特集”では当社が行っている様々な研修をご紹介しています。就職活動中の学生のみなさまにご覧いただき、企業研究の参考としてください。
第5回までは、ビジネススキル系やマネジメント系の研修をご紹介してきましたが、今回は、デスクワーク中心のIT企業の仕事において、社員が長く健康で働くための健康管理系の研修について、ご紹介します。
<図>階層毎の集合研修(拡大版PDF)
メンタルヘルスケア研修(マネジメントコース)
ストレスとうつ病の関連性を医学的に理解し、メンバーをうつ病にしない予防策やコミュニケーション方法を理解します。そして、各自、心身の健康について「積極的、自発的にセルフメンテナンスできること」と、「組織も健康的にマネジメントできること」を目的としています。
仕事をする上で、ストレスは避けて通れないものです。ストレスにより過度の緊張状態が継続すると、ブレーキを踏まずにアクセルを過剰にかけてしまう状態となり、自律神経が乱れ、慢性疲労や眠れない状態、胃腸の障害などの心身症になります。さらに消耗している状態で、頑張り続けてしまうと脳内神経情報伝達物質のバランスが悪くなり、うつ病になってしまうのです。
本研修では、ストレスによる生体反応やうつ病のメカニズム、IT業界に多い疾患の特徴を学び、うつ病に対する誤解を無くします。注意すべき症状や、声を掛けた時の問題を知り、そのうえで、管理職として日々行うべきこと(信頼関係を醸成するコミュニケーションや健康的な職場風土づくり)や、万が一メンバーが休職してしまった場合の休暇中および復職時のマネジメントを学びます。
健康管理研修(睡眠時無呼吸症候群研修・生活習慣改善研修)
健康管理研修では、従業員の健康増進を図り生産性の向上に繋げることと、生活習慣の乱れを理解し、予防と改善ができるようになることを目的としています。
「睡眠時無呼吸症候群」と「生活習慣改善」の研修を実施しておりますので、ご紹介します。
<睡眠時無呼吸症候群研修>
働き盛りである30~50代で睡眠の質が低い傾向にあり、高血圧や糖尿病などの疾患のリスクが高まっていることから、現役の医師を招き、適切な睡眠についての指導を受けます。また、研修内で簡単な問診が行われ、自身の睡眠時の呼吸状態をチェックすることもできます。問診の結果を踏まえ、希望する社員はその場で睡眠時無呼吸症候群の検査に申し込むことができ、睡眠状態を医師に解析してもらうアフターフォローも充実しています。
<生活習慣改善研修>
自身の身体の状況を正しく理解し、肥満の予防・改善方法を学びます。特に食習慣については「野菜を多く摂ってバランスの良い食事を心がけること」や「低カロリーの食事を摂ること」といった知識だけではなく、自身の基礎代謝や活動レベルを基に1日の消費カロリーを計算し、減量中に制限すべき摂取カロリーを算出する実践法や、コンビニ弁当や外食をする際の、健康に配慮したメニュー選び方について、実際の商品を例に挙げながら紹介されます。その日から食習慣改善に取り組める実践的な内容で理解を深め、正しい食習慣の獲得を目指します。
睡眠時無呼吸症候群研修と生活習慣改善研修を併せて受講することで、自分の生活習慣を見つめ直すきっかけを作り、健康リスクを低減させるためのセルフケアに取り組むことを促進しています。
<受講者の声>
・今回の研修を受け、健康を維持するための食事の仕方(必須アミノ酸を摂るためにタンパク質から食べ始めることなど)や適切な睡眠時間を知ることができたので、自分の生活習慣を正す良いきっかけになりました。
・セルフチェックや簡単な問診で自分の状態を理解した上で、自ら取り組める対策(医師による簡易検査や食事のコントロールの仕方)を知ることができたため、非常に有意義な研修でした。
人生100年時代と言われている現在、健康で長く楽しく働く(生活していく)ためには、メンタルヘルスや生活習慣を整えていくことが必要不可欠です。ITという業種から、体を動かす機会の少ない当社では、こうした健康管理研修を積極的に実施し、社員一人ひとりの健康を促進することで、活力のある企業づくりに努めて参ります。
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